NPCサンプル のバックアップの現在との差分(No.5)


NPCサンプル Edit

 ここではMGTRPGに登場し、PCの前に立ちはだかる、あるいは協力者となるであろうNPCサンプルを紹介します。

サンプルデータの見方と特殊ルール Edit

 NPCサンプルは以下のようなデータで構成されています。それぞれの項目について説明します。

・名前:NPCの固有名詞

・レベル:1〜50で設定。D〜Sで分類。「≪防御技能≫SLd6」などの対抗判定はこれを達成値として扱う。


・イニシアチブ値:1〜40程度で設定。同値の場合の『知』は1とする。シーンごとにモンスターが移動できる距離もこの数値を参照する。※『速』+2d6判定のみこの値で代用する。

・イニシアチブ値:1〜40程度で設定。※『速』+2d6判定のみこの値で代用する。

・耐久力:身体被害度。0になると死亡する。

・精神力:体力値兼精神値。これを支払って追加行動なども可能。マイナスの値になると気絶する。

・移動力:移動距離の基準値。PCと同じく、この数値を参照して移動を行う。

・知名度:1〜30程度に設定。高いほど珍しい。≪知識判定≫の達成値がこれを超えると知っていることにできる。

・知性:空腹捕食・子供並み・人間並みなど、会話の反応や行動パターン。

・出現数:一度に出現する数の下限・上限。命中・ダメージへ影響する。後述。

・出現場所:出現しやすい場所。

・特殊能力:NPCが持つ特殊な能力。技能を習得している場合もある。

・攻撃方法:攻撃の名称/命中・ダメージ値…攻撃判定の達成値。

・防御方法:避け・受け・自動減少値…防御判定の達成値。

・説明:そのNPCについての詳しい説明。

 また、NPCにはいくつかの特殊なルールがあります。

NPCサンプルのコントロール Edit

 基本的に、NPCはGMがコントロールするキャラクターです。
 PLがNPCをコントロールしたい場合には、自分のPCに≪使い魔≫≪式神≫≪動員≫などの技能が必要になります。
 PLがNPCのコントロールを得ている場合、そのNPCを自分のPCであるかのように使用できます。
 ただし「命令を聞かない」程度の「知性」しか持たないNPCは、あくまでGMが管理することになります。

NPCの『基本能力値』 Edit

 NPCの『基本能力値』は、原則として全て『レベル/2』となります。
 (ただし、NPCデータに別途で『基本能力値』が表記されている場合はその数値に従う)
 また、NPCにはPCと異なり『基本能力値』の上限は存在しません。
 そのため、レベル50のNPCであれば全ての『基本能力値』は25となります。

NPCをバトルシーンに登場させた場合 Edit

 ≪式神≫や≪動員≫などによってバトルシーン中にNPCを登場させることがあります。
 その場合、彼らは登場したバトルシーン中では「イニシアチブ判定」を行っていないため、INS値を「0」として扱います。
 ただし、「クイック」を併用して登場させた場合は、そのバトルシーンから本来のイニシアチブ値で行動できます。

NPCと装備品 Edit


 NPCサンプルは原則として「武器・防具・乗り物を使用不可」を持ちます。

 NPCは原則として「武器・防具・乗り物を使用不可」を持ちます。
 ただし、NPCの能力などで武器や防具を使用可能な旨が記載されている場合はその限りではありません。

NPCグループ Edit

 同じ種類のNPCがインサイドしている場合、彼等は1つのグループで1つのキャラクターとして扱うことができます。
(例:友鬼を3体召喚した場合、「友鬼(3)」といった具合に表示する。)

 戦闘シーンにおいては、1グループにつき1つのタイムをもって行動し、その人数に比例した命中・ダメージ修正が与えられます。
・命中・ダメージ修正 +(NPCの人数−1)×3

NPCグループの耐久力 Edit

 グループをなしているNPCでも、耐久力・精神力の計算は個別に行います。
 NPCグループに攻撃をする場合、どの個体に攻撃するかを宣言することができます。

グループへの範囲攻撃 Edit

 範囲攻撃の場合、グループ全員の耐久力へ均等にダメージが与えられます。
(例:耐久力20の友鬼(3)がダメージ10の範囲攻撃を受けた場合、3体とも10ずつ耐久力が減少する)

雑魚 Edit

 耐久力が「雑魚」と設定されているNPCは、ダメージ判定を行える攻撃が命中しただけで死亡・気絶してしまう脆弱なNPCです。
 攻撃の手数を増やすことで効率的に倒せることでしょう。
 そして恐らく「範囲攻撃」1発で全滅させることが可能です。

知性パターン一覧 Edit

 NPCサンプルにはそれぞれ頭の良さが設定されており、召喚NPCの場合はそれによって術者不在時の行動も変化します。

・無し…自我を持たず、術者や搭乗者の命令や操縦に従って稼動する。
    術者不在時は一切の行動を行わない。(全行動不可)

・動物並み…命令を忠実に聞くが、会話ができない。
      術者不在時は自分から行動する事はできない。(対応以外の行動宣言不可)

・子供並み…つたないながら会話ができ、命令も聞くが一度に2つ以上のことはできない。
      術者不在時は周囲に判断を仰ぐ。(他に味方が居れば通常通りに行動可能、居なければ動物並みと同様)

・人間並み…高い知性を持ち、複雑な命令を遂行できる。道具なども使いこなす。
      術者が不在でも通常通りに行動を行える。

・超越…人間には想像もつかないほど高度な知性・知識を持つ。
    術者が不在の場合は自らの判断で行動し、危険そうであれば撤退などの行動も行う。(GMがコントロールするNPCとなる)

・空腹捕食…本能に従って行動する。お腹が減ると凶暴になる。満腹時なら命令を聞く。
      術者不在時は制御不能となり、暴れだす。(敵対NPC化)

・無差別捕食…食欲にのみ従って行動し、目の前の動くものめがけて攻撃するのみ。

・目的遂行…特定の目的のために行動する。利害が一致すれば協力してくれるかもしれない。

・暴走…敵味方の見境いなく、とにかく暴れる。命令も聞かない。

NPCの特殊能力 Edit

 NPCは様々な特殊能力を持ちますが、その中でも頻繁に登場する汎用的なものが以下のページに纏められています。
「特殊能力」

NPCサンプル詳細データ Edit

 紹介するのはあくまで一例であって、GMがその時々に応じて新しいNPCを生み出すのもTRPGの醍醐味です。

人間系
動物系
吸血鬼系
鬼族系
妖怪系
式鬼系
精霊系


Q&A Edit

Q:NPCのレベルの「D〜Sで分類」とはどのように分類するのですか?
A:レベル1〜10がD、11〜20がC、21〜30がB、31〜40がA、41〜50がSと10刻みで分けられています。