組織

Last-modified: Sat, 18 Nov 2023 23:05:55 JST (157d)
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Maverick Guildには『組合』以外にも様々な組織が存在する。
この項目ではその一例をいくつか紹介する。

バー、及びカフェなど Edit

『組合』と協力体制を取って依頼の斡旋を行う仲介所の役割を持つ店がいくらか存在しており、PCの主な依頼の受注場所となっている。
恐らく最もお世話になる場所だろう。何故か飲食店が多いが、お約束と言ったところだろうか。

人員 Edit

・カンナギ(年齢・性別不明)
 『組合』の創設者であると噂される人物。古株のマスター達の中にもその姿を見た者は殆どおらず、その素性の一切が謎に包まれている。
・各バー、カフェのマスター
 『組合』と提携する仲介所の店主達。一般人に毛が生えた程度の者から現役を引退した古強者まで、その実力や経歴は十人十色である。

PCがこの組織に所属するには Edit

通常の業務も行っているため、常に人手不足のようだ。働いてみるのもいいだろう。

他の組織との関係 Edit

PCたちと敵対するような組織を除き、基本的にどの組織とも中立を保っている。



魔術連盟 Edit

遥か昔、世界で最も有力な魔術師と魔女六人が魔術の発展と真理の探求の為に集った魔導の総本山。
『六席協定』と呼ばれるこの会議でそれぞれ九九九の魔術の心得と原典と法が確立し、近年の魔術の基盤となった。
故に、旧き魔女や魔術師達からは魔術協会と呼ばれる事もあるが現在は魔術連盟と呼ぶ方が一般的である。
魔術を志す者なら喉から手が出る程欲する初級魔術から禁忌の術まで全ての魔導を掌握しており、
高名な魔術師や魔女はなんらかの形で関連している今尚続く最大規模のエーテル技術の組織であり、所属することだけでも最大の誉れでもある。
しかし、最上位に存在する元老院と呼ばれる機関の構成が旧思考の者が多く、融通が利かず、未だに科学文明に疎い、または嫌悪する者が多い。

人員 Edit

・元老院
 魔術連盟の最高意思決定機関。『六席協定』にあやかり、六人の魔術師・魔女による合議制で運営されている。

老若男女種族を問わず二つ名を元老院より与えられた魔女と魔術師により構成される。
熟練の魔導師は多大な研究費や入手困難な魔術道具、並びに個人での探求に無理が発生する為に最終的には所属することが多い。

PCがこの組織に所属するには Edit

CP150以上の魔術を修めたもの以外は所属することが出来ない。
逆に言うとCP150以上で何らかのエーテル技術に関わる者は審議を通れば所属することができる。この場合は「二つ名」の入手には更なる実績が必要となる。
それ以外の所属方法は、エデルガルト魔術学院の専攻する学術棟にて第ハ階梯(SL8)まで収め、上位魔術の卒業試験を合格することで「二つ名」持ちの高官として所属することができる。
また、前例はほぼないが高名な魔術の家系の者は覚醒がなくても生まれながらに所属することもある。

他の組織との関係 Edit

個人個人での関係が様々で一概には断定できないが他の組織との関係は最悪であり最良でもある。
連盟自体の話になると旧組織同士である秘跡教会との関係は最悪であり、魔女狩り等の歴史的事実も含め何度も対立した経緯がある。
二足草鞋の者も多く、組合にも数人所属している。また中には何らかの過程で魔力を失いそれを取り戻すために他組織に所属する者が居ることもある。



エデルガルト魔術学院 Edit

魔術連盟最高機関"元老院"の一人であり、
並びに「六席協定」の最期の魔女・『魂魄の魔女』エデルガルトが学院長として設立した魔術師養成組織。魔術連盟の下位組織に属する。
歴史は古く「六席協定」設立の百年後にはその原型は誕生していた由緒ある魔術の名門学院。
東西南北古今問わず様々な術により場所は伏せられており、各学部長ですら正確にはその位置を知らされていない。
六六の学術棟により周囲を囲まれた巨大な魔術要塞であり、同時に学園都市としての一面を持つ。
卒業するためには第十階梯中、第八階梯までの魔術を身に着ける必要があり、最上位の試験は数百年かかろうと合格出来ないものも中には当然存在する。
しかし、一旦卒業したものは、『魔術の二つ名』を与えられ魔術連盟の高位官として地位を確立する。
現在は、エデルガルトの死去により各学部長が各々の方法で統制を図ろうと必死であり、
加えて元より問題となっていた所謂名門魔術家系の優遇、下級魔術家系の冷遇は深刻化を増しており対応に追われる日々を過ごしている。

人員 Edit

学院長(男性:年齢不明)
 旧副学院長。魔力に関しては『魂魄の魔女』をも凌ぐと言われているが温厚な性格のため現在の地位に相応しくないとの声も上がっている。
六六の学部長
 それぞれの学術棟を統括する魔術師や魔女。全てが魔術連盟所属の高官であるが癖の強い者が多く講義の方向性も統一されていない。
学術棟講師
 学部長の下にて魔術の講義を行う所謂一般教員。魔術連盟非所属の場合も実績が称えられ招き入れられる事もある。

PCがこの組織に所属するには Edit

種族問わず魔術の才があるものには門を開く、
しかし、種族差別や血筋の優劣、家系の優遇、生徒間の問題は一般の学園以上に多い。
また、第八階梯(SL8)までの魔術を収め卒業した後も学術棟は第十階梯(SL10)まで存在するため、更なる高みを目指す目的で在席を続けるものもいる。

他の組織との関係 Edit

カリキュラムの一環として裏社会を知るために「組合」で仕事を行う事もある。
その場合は、上位階級生や学術棟講師が補佐として同行するのが一般的だが、現在はとても其方に回す手がないようで様々な方法が模索されている。



バベルの塔 Edit

凶悪な異能犯罪者の収監を目的として建造された牢獄塔。
通常の収容施設では幽する事の出来ない、特異な能力を持つ囚人が拘禁されている。
この塔に収監された囚人は、『封国の魔術師』 海・文革により魔力量や出力限界、個体の行動やその生死にさえも干渉出来る"縲紲の契約"を課せられる。
俗に"首輪"を嵌められるとも呼ばれるこの契約により、バベルの塔は異能犯罪への抑止力の役割を果たしていると言える。

バベルの塔の収監システムは、共に異能による重犯罪に悩まされる魔術連盟と秘跡教会がただの一度だけ協力して作り出したものである。
管理者の意にそぐわない形での解除、破壊は不可能とされていたが、「審判の日」の動乱により死者・行方不明者・脱走者を大量に出してしまう。
近年ようやくその機能を再建したばかりであり、組織としての練度は『封国』一人によって担保されているのが現状だろう。

人員 Edit

・『封国の魔導師』(男性・年齢不詳)
 "縲紲の契約"によってバベルの機能ほぼ全てを一手に担う魔導師。バベル創立以来数百年、契約の維持にのみその全能を発揮している。
・刑務官
 優秀な人材は多くが「審判の日」で死亡し、現在はその殆どが間に合わせで集められた練度の低い人員である。

PCがこの組織に所属するには Edit

刑務官として魔術連盟や秘跡教会から派遣されるか、適正を見出され他組織よりスカウトされる。
囚人としては、自らの異能をひけらかした犯罪行為を行えば所属は容易だろう。

他の組織との関係 Edit

犯罪者を独自の法で裁くことから、各国の警察組織との関係は悪い。
しかし異能犯罪者を捕えるには最適な環境であるため、警察内部の人員が個人として協力を要請することもある。
"首輪"を嵌められた囚人は塔が定めた刑務官の命令に逆らう事ができないため、使い捨ての駒として組合や他の組織に派遣される事もあるようだ。
また、最近は脱走した危険な囚人の回収を他組織に依頼する事もある。



秘跡教会 Edit

魔なる者を滅ぼす為に作られた組織。
人間種が構成の大半を占める。
上級の司祭ともなれば、信仰により神の御技を顕してみせさえするという。
設立は組合よりも古く、こちらから見れば新興勢力である組合を軽視する風潮もある。

人員 Edit

・教皇(男性・93歳)
 第286代『秘跡教会』教皇。「審判の日」に信徒達を守って重傷を負っており、引退も間近と囁かれている。
・各支部の司教や司祭、シスター等

PCがこの組織に所属するには Edit

基本的には人間種であること。
異形種も少数だが存在する。

他の組織との関係 Edit

人ならざる者を敵視しているため、それらを擁する組織とは相性が悪い。
聖職者の建前上、害を為されなければ表向きには敵対することはない。



商会 Edit

裏組織の中では知らぬ者の居ない、いわゆる闇商人の集団。
武器や装備、人員から情報まで、対価さえ受け取ればあらゆる物を別け隔てなく売り捌く何でも屋である。
販売流通の分野に関して他に並ぶ者の居ない最大手であり、裏社会に於いては他の組織も対立を恐れて手を出さない聖域と言える。

人員 Edit

・ブラック・マーケットの顔役(男性・57歳)
 商会最高幹部の一人。品質と価格の絶対的な安定をキャッチコピーとした営業方針が大当たりし、現在の地位へ上り詰めた。
・加工職人
 手工業派に属する職人たち。≪ブラックスミス≫を持たないPCが装備品の特殊加工を行う際などには、世話になることだろう。
・商会員
 各地に多数の支部を抱える。特定の店を構えずに行商を行う商会員も存在する。

PCがこの組織に所属するには Edit

利益を出せる能力以外には特に条件はない。
商人としてだけではなく、護衛役としての人員も広く募っている。

他の組織との関係 Edit

金銭や物品のやり取りさえあれば、どのような組織とも中立の立場から関係を持つ。



クロノス・インダストリー Edit

世界シェアトップクラスを誇る軍需企業であり、紛争地帯に兵器や傭兵を輸出するのが主な業務である。
裏の世界でもその悪名は轟いており、機械的生物的両面で異形の兵器を開発し、他組織と取引することで爆発的にその規模を拡大した経緯がある。
製薬や運輸、燃料など系列企業は多岐に渡り、様々な事件や事故の元凶となる事も多い。

人員 Edit

・黒井社長(男性・53歳)
 クロノス・インダストリー社長。業界内でも嫌われる系のやり手。
・Dr.ジョニー=ジャックオー(男性・70歳)
 生物兵器開発部門室長。窓際部署であった生物兵器開発部門を入社から数年でクロノスのメイン産業へと変貌させた異形の天才。

PCがこの組織に所属するには Edit

クロノス・インダストリーに就職するなどして、構成員になれば良い。
黒井が個人的に人員をスカウトすることもあるだろう。

他の組織との関係 Edit

会社の生み出す利益を盾に支配的な関係を築いている組織も多い。
業務の一環として『組合』に依頼を持ちかけることもあるかもしれない。



国際警察 Edit

正式名称は国際刑事警察機構。ICPO、インターポールなどと呼称される。
本来は各国警察の協議体としての性質が強く、各国内での逮捕・捜査権などは保有していない。
しかし、国際的な異能犯罪・怪異による災害の増加に伴いその影響力は急速に拡大しており、
近年では超法規的な捜査権を持つ特務捜査官を各国に派遣するに至っている。
「審判の日」により組織規模で崩壊。
総局長、並びに主だった者達の殉職。更に加えて様々な事件隠蔽の証拠等流出により組織の信頼も大きく揺らいでいる。
今現在も活動しているのは一部の人員のみであり、後任の総局長すら決まっていない状態である。

人員 Edit

各国の警察機関から選りすぐられたエリート達が所属する。
しかし、異能犯罪への対処が可能な程の実力者は各国も当然放出したがらないため、
実働面でのトップクラスの実力者は影響力の大きさに反してそう多くはないようだ。

PCがこの組織に所属するには Edit

各国の警察組織に所属し、その中で高いキャリアと語学力を持つこと。
特務捜査官となるにはそれに加えて異能犯罪への対処が可能な実力も要求される。
人手不足のため、稀に外部より優秀な人材をスカウトすることもある。

他の組織との関係 Edit

特務捜査官は建前上、各国の警察組織と連携して捜査を行う事になっている。
……が、双方の秘密主義が災いして実際の関係は最悪に近い。
捜査の主導権を巡って対立する事も多いようだ。
組合とは共に国際的な活動を行う組織として比較的友好な関係を築いているが、
依頼の内容によっては敵対する事もあるだろう。



公安第零課 Edit

近年新たに設立された霊能事件対策専用の部署。
極めて秘匿性が高く、公にはその存在が明らかにされていない。
公安内でコードネームを同じくするゼロ(間諜)との関連は不明。
主な業務は霊能者や超能力者、異能種などによる超自然犯罪の調査とその対処。

人員 Edit

・芦屋課長(女性・33歳)
 若くして公安第零課を立ち上げた才媛。社会正義の為には個人を使い潰してもよいという思想で行動している。
・タカハシ(???・???)
 外部組織との交渉の場に立つ人物。タカハシと名乗る敬語の人物であることは共通しているが、外見や年齢は目撃者により様々。
・その他、警視庁公安部より選別されたメンバー
 新設の部署であるため、常に人員不足に悩まされているようだ。

PCがこの組織に所属するには Edit

警察組織に所属し、かつ異能力への知識を有し、その対処が可能であること。
稀に外部より優秀な人材をスカウトすることもある。

他の組織との関係 Edit

警察の体面として、他組織と協調して行動することはあまりない。
組合へは、新人研修のような形で人員を派遣することがある。
弱みを握っている組合員へは個人的な“お願い”をしに来ることもあるだろう。



霊泉学園 Edit

「審判の日」以降、裏の社会に触れる、または超常の力が発現してしまった若者を集め保護、育成を行う機関として活動を始めた私立学園。
現在も表向きには通常の私立高校として存在しているが、一部の部活動や委員会を主体に超常の扱い、または超常への対抗手段を学ぶ場が設けられる。
また、高校生という年齢に満たず、自身の異質性や裏社会の影響により日常を送ることができない若者には“フリースクール”と称し保護育成の幅を広げている。

人員 Edit

・南井・辰巳(男性・69歳)
霊泉学園の現学園長。学園内での全ての超常の管理、指導の最終的な決定権を持つ。
・生徒会
裏で学園を取りまとめる総勢四名の生徒会。非凡な学生が集う中、現在は最も凡人とされる者が生徒会長を務めている。

PCがこの組織に所属するには Edit

裏社会が起因する事件や現象に巻き込まれた被害者であること。
または、関係者による推薦での入学も可能である。
稀に、無関係の学生が学園内で能力に目覚める事も。

他の組織との関係 Edit

インターン先として組合を推奨しており、学園での訓練課程を終えた生徒は組合での依頼に取り組むことが多い傾向にある。
学園の性質上、生徒を通して他の組織と関係を持つ機会もあるだろう。

獣の国 Edit

半獣人達がその血に宿る変身能力を維持するため、寄り合って形成された独立国家。国連非加盟。
内部には多数の派閥があり、未だかつて存在しない統一王の座を争って骨肉の争いを繰り広げている。
国名は王の誕生と共に発出するとされているが、外部からは、共通語外の言語を操り争い合う姿から便宜的に“バルバロイ”の蔑称で呼ばれる事が多い。

人員 Edit

犬科や猫科など、主に動物種ごとに分かれたファミリーやクラスターが多数存在する。

PCがこの組織に所属するには Edit

〔半獣人〕であること。
稀に他種族の協力者も存在する。

他の組織との関係 Edit

他国との公式な国交は存在しないが、裏社会との繋がりは深く、物資のやり取りは頻繁に行われている。
反面、人員の交流はあまり無いようだ。
組合とは、ファミリーからの出稼ぎや、クラスターから逸れた人員の受け入れ等で関わりがある。

五大鬼族 Edit

「共柄」「柳刃」「牛刀」「皮剥」「間切」の5つの血族を中心として結束している鬼族のエリート中のエリート。
構成員の数は一家によってまちまちだが、その全てが並みの人間が徒党を組んだとしても太刀打ちできるものではない。

人員 Edit

・共柄の家長(男性・126歳)
 一鬼当千の仇名を持つ巨大な鬼。一線を退いてはいるが鬼族全体に強い影響力を持つ生きる伝説。
・柳刃の家長(女性・32歳)
 唯一の女当主にして大奥の御台所。女主として京都を主軸に関西一体を領地としているヒトツノの鬼。
・牛刀の家長(男性・48歳)
 三陸に居を構える大屋敷の主。角を持たない一族として静かに確かに繁栄を続けている。
・皮剥の家長(???)
 本家の者ですらその姿を知っているものはいない謎に包まれた鬼。御家立ち上げ時から代替わりしていないとも言われている。
・間切の家長(男性・51歳)
 師範兼任。現代最強の剣士と呼び声も高く、ありとあらゆる剣技の頂点を極めた隻眼片角の鬼。

PCがこの組織に所属するには Edit

〔鬼族〕であり、何れかの血脈を持つ。

他の組織との関係 Edit

組合へ修行や力試し、または個人的な契約をもって所属している者も多く、
寧ろ直接依頼を受けることもある程度に友好的な関係は維持できている。



天空のヘスペリス Edit

天空に流れる雲海、その上天に存在する龍族の国。
ヘーラーの果樹園より黄金の林檎が失われたことによって空へと追放された理想郷。
竜族の大多数はこの国の出身で、五つの龍の勢力が各々の領分を統治している。
世界最大規模の大図書館や、ロストテクノロジーの数々、神聖宝具など知恵の宝庫でもある。
……しかし、強大な戦力を誇る竜族であったがその大半は「審判の日」で戦死する。
特に勇猛と名高い黒鱗族の被害は甚大であり、勢力の九割を失うこととなる。
一族全てを失い無人となった領地も多く、本土から離れた浮島は「彷徨う宝島」としての目撃情報も相次いでいる。

人員 Edit

・天空龍黒鱗族
・天空龍白鱗族
・天空龍青鱗族
・天空龍黄鱗族
・天空龍赤鱗族

・各龍族の長
 領分を統治する偉大な龍達。礼節を重んじるならば語らいの場を開いてくれることもあるかもしれない。

PCがこの組織に所属するには Edit

「~のあかし」を所持している竜人であること。

他の組織との関係 Edit

訪れることがなければ総じて関係はない。
ただし、稀なケースだが天空を追放された、もしくは興味本位で地上に降りた者と遭遇することはあるだろう。
その場合に敵となるか味方となるかは状況次第と言える。